Z世代の代表 作品紹介

一号とRYANAがZ世代ならではの視点でさまざまな作品を紹介します。

☆☆☆オタクの制服JK信仰を叩き切る!!女子高生が登場しない作品☆☆☆

お久しぶりです。

一号です。

わたしにしては珍しく今回はアニメ・漫画の話題について。

正直に言いましょう。オタク批判なんてあんまりしたくないんですけれど、日本のアニメ・漫画のヒロインってJK多すぎません?

JKじゃなくても大体ヒロインは12~18歳くらいの間であることが多いのは確かです。

中には17歳が女性で最も魅力的な年齢だなんて乱暴な言説もあったりして、本当になにもわかってないなって思います。

それに何が気に入らないかって、そのうちの結構な割合でセーラー服やらブレザーやら学校の制服を着てることです

わたしにとって制服なんて女性の魅力を半減させる衣装でしかないです。

性格や生い立ち、自己評価や彼女たちが目指しているスタイルの奥深さを表すファッションの要素が、制服みたいな画一的なイメージに押し込められていては魅力半減です。

制服少女を選択する意味がわからないです。

そもそも10代中盤の女の子ばかり登場するっていうのも多様性がない。

思春期を終えたくらいの年頃の女の子のキャラクターだけでは、扱えないテーマも沢山あります。

人生は思ったより長いわけですし、それなら100歳の老女だって魔女としてでなくヒロインとして登場することだってあっていいはずです。

 

 

とはいえ、漫画やアニメの主な視聴者は10代から30代くらいまで。さすがに100歳のヒロインではいろいろと難しいこともあるはずです。

それにやっぱりヒロインには「萌え」要素が必要であるというのは、致し方ないことであるとわたしは考えます。

それはドラマに北村匠海吉沢亮が登場するのと同じことでしょう。

ただ30代も見ているということなら、だいたいアラサーくらいまでのヒロインには萌えることが可能なはずですし、大人がJKに萌えるよりも断然健全だと思われます。

 

ということで、今回は制服JKが登場しない作品を紹介していきたいと思います。

(今回は『雪女』のような官能とエロスの蠱惑的な魅力のある作品は対象外です。なんかオタク向けって感じじゃないので。)

 

SPY×FAMILY』

最近のアニメの唯一の希望と思いきや、『チェンソーマン』も制服JK出てこないですね。

ただ『チェンソ』はあんま年齢の概念関係ない作品なので今回は除外させていただきます。(たぶんパワーちゃんは人間換算だと18くらいなんじゃないかな)

SPY』のヒロインはみなさんご存じヨルさん。年齢はなんと27歳!

いいですね。スタイルもモデルみたいに抜群です。ヨルさんはアラサーヒロイン界の希望と言ってもいいでしょう。

ちなみにわたしはヨルさんだけでなく、フィオナも大好きです。彼女の年齢は分かりませんが、少なくとも10代ではないはず。(10代であの魅力は出せないでしょう。)

この作品の流行がJKヒロイン時代の黄昏を意味することを願っています。

 

 

『気をつけなよ、お姉さん。』

最近どはまりした漫画です。百合です。

主人公は23歳のOL。ヨルさんはじめ20代後半のヒロインからすればちょっと若いですが、一応非JKなので今回のテーマからはそれていないはずです。

主人公の上司として25歳のお姉さんキャラも出てきます。

運動不足解消のためプールに行った主人公がおぼれそうになった時に、スタイル抜群(身長172㎝)の美女に助けられるというところから物語は始まります。

美女のイケメンムーブに主人公は惹かれていくのですが、あることが障害になっていて、なかなか踏み込むことができません。

ところで、高身長ヒロインっていいですよね。背が高くてかっこいい女性ってめちゃくちゃ憧れます。男好きのする清楚かわいい系ってわたしはあんまり好きじゃなくて、高身長イケメン女子キャラクターが流行ってくれたらなって思います。

 

『2DK、Gペン、目覚まし時計。』

わたしが地味に好きな作品です。また百合です。

この作品同居百合系の作品なのですが、ヒロインはそれぞれ25歳と27歳。

有能なOLとだらしない漫画家のコンビの関係はみてて飽きないですが、他にも同僚OLとか出てきたりして、アラサーヒロインたちの魅力が存分につまった作品になっております。

意識高い系萌えという新しいジャンルを開拓した作品でもあります。

これをよんだらあなたもきっと意識高い系が可愛く見えてくるはずです。

 

 

そして同居系百合と言えばこの作品も

『お姉さんは女子小学生に興味があります。』

同居しているのは、高校の非常勤教師の主人公28歳とミュージシャンの先輩29歳。百合です。

もうこの時点でなかなかいい雰囲気ですよね。

ヨルさんよりも年上のキャラ2人!しかもこの作品隣人の人妻キャラが33歳だったりとか、ヒロインたちの年齢結構高めなんですよ。()

ただ少し注意しなければならないのが、主人公が高校教師なので教え子のキャラクターがJKなことですかね。ただ基本的にはその子たちは脇役なので、メインヒロインは非JK!これは安心です。()

 

 

 

 

 

そろそろ本性を現します。わたしはJKや制服ヒロインアンチなだけなのです。

先ほども述べましたが、わたしが漫画やアニメのヒロインに重視するのは、キャラクターのファッションやお化粧。そしてそこから見えてくるそのキャラクターの生い立ちや性格、そして生き様を感じるということ。

つまりアラサーヒロインじゃなくてもいいわけです。

誤解しないでもらいたいのは、上記のヒロインたちが好きというのは本当です。

だけれども上記の作品に登場するアラサーヒロインでも、JKでもないヒロインたちも、非常に魅力的なキャラクターです。

 

例えば『SPY』のアーニャ

昨今の集英社系のヒロインの中でも最も人気なキャラクターの一人でしょう。しかし彼女は制服系キャラクターなのでここでは除外します。(別にきらいなわけではないよ。)

 

『気をつけなよ、お姉さん。』のイケメン美女は実は10歳です。

いやいやあり得んだろって思いますが、漫画なのでまあ気にしない方向で。

(作中でも言われてますし)

彼女の魅力は時折見せる子供っぽさにあると思います。彼女どう見ても20代にしか見えません。しかしちょっとしたしぐさが子供っぽかったり、子どもと一緒にあそんだりしているギャップはなかなかいいです。

ファッションに関しては、冬になっても半袖で過ごしたり、わりといつもおんなじ恰好でいたりするのが少し残念ポイントです。

でも主人公の葛藤だとか、まいちゃんが無邪気ながらなにかを感じ取っていたりするのは結構こころに響きます。一読の価値ありです。

 

 

この作品については…

正直これは倫理観ぶっ飛んでんなって思います。

まずヒロインの年齢がアーニャと同じなんですよ。さすがにきもいです。それに最後は逮捕エンドにしてもらいたいってくらい主人公がやばいです。9割くらい犯罪者です。ドン引きする内容です。(でも嫌いじゃない)

ただキャラクターの衣装や絵柄はとってもかわいいので、非JKヒロイン好きの人なら読む価値ありますよ。

ちなみに主人公と同居している29歳ミュージシャンが一番の推しキャラです。アラサーヒロイン推しは本当です。

 

さて本性を現したところで最後の作品。

今回紹介するなかでも、わたしが最もおすすめする作品はこちら。

 

こどものじかん』です。

アニメ化もしていますし、結構有名な作品なので知っている人も多いのではないでしょうか。

主人公は新任教師の23歳(男)ヒロインのりんちゃんは小学生3年生。

ちなみにりんちゃんは国民的芸人の粗品の付き合いたいキャラにランクインしています。


www.youtube.com

 

内容は早熟なりんちゃんが主人公を(時には性的に)からかうという、小学校を舞台としたラブコメなのですが、児童虐待の問題だとか、小学校ならではの家庭環境の問題、教育の在り方、こどもの性欲など、難しい問題に取り組んだ意欲作でもあります。

ただのお色気作品だと思っているひとは、Amazonかなにかでアニメだけでも見てみましょう。結構シリアスな話で驚かされるでしょう。

 

 

ちなみに脚本はOVAも含め全話岡田摩利が担当していて、実質的にこれが彼女の出世作でもあります。

 

魅力としましてはやはりファッションについて。作中でも言及がありますが、こどものファッションは親が子供にどうあって欲しいかということが如実に表れます。

そして各キャラクターの服装にはそれぞれの家庭環境が反映されているのです。

また原作ではかなり踏み込んだ性的な描写をすることによって、こどもが大人になっていく様を大胆に描ききっています。

個人的におもしろいと思ったのは、無垢で気の弱かったみみちゃんというキャラクターが高学年になるにつれていち早く精神的に成熟し、結構辛辣なことを言ったりするようになるところ。

逆に成人でも大人になりきれないキャラクターも沢山登場し、それぞれが幼少期のトラウマや自身をこども時代に縛り付ける鎖を断ち切り、真の意味で大人になっていくという様はきっと感動するはずです。

テーマであるこどもとおとなとはなにが違うかということには、原作のほうで一応結論がでています。わたしは一応納得しています。

 

 

このような作品について賛否両論あることはわたしも理解しています。

しかし現代は情報化社会。

未成年であっても平気でポルノに触れることができてしまう時代です。

情報が簡単に手に入るということは、早熟なこどもが現れてしまう可能性も高くなるわけで。

もちろんそうした社会問題を真面目に取り扱うならば、文学などのハイカルチャーにおいて扱うということが倫理的には正しいわけです。

しかしハイカルチャーは今や象牙の塔の中以外では何の意味も成しません。

たしかにこうした作品に一種の不真面目な要素があることはたしかです。

最初から真面目腐ったテーマではもともと問題意識のあるひとしか手を出さない以上、不真面目の中に真面目なテーマを隠すことに、こうした作品の意味があるのではないかとも思います。

gzdaihyoryana.hatenablog.com

(本ブログのスタンスは当記事にて)

 

というわけで今回は非JKヒロインの登場する漫画でした。

いろいろごたくを並べましたが、ぶっちゃけてしまうと、ただ衣装が変わる作品が好きなだけです。

そういった意味で本当は『苺ましまろ』を押したかったんですけど、あれ原作だとのぶえちゃんがJKなんで排除しました。

 

 

衣装が変わるアニメだと、『デビルマンレディー』も結構好きです。

これも同居百合なのですが、やっぱりヒロインがJKなので排除。

JK好きすぎるよオタクたち・・・

 

 

これはJKじゃないけど、制服だし。

 

やっぱり個人的にはOLヒロインとか増えて欲しいなってのが本音です。

今回は漫画中心でしたけど、アニメだとさらに制服JK率高いわけです。

だから『SPY』フォロワーがたくさん出てきて、一時期の『君の名は。』コピー祭りみたいな感じになってほしいなって思ってます。

 

それではJKブームの黄昏を祈って

 

またね~