『アバター』の新作を見てきました。
とにかく映像、映像、映像。
って感じ。
映像は今まで見てきた映画のレベルをはるかに超え、CG技術もついにここまで来たのかと感激すること間違いなしです。
映画館で見ていると、パンドラ(星の名前)のジャングルや海、そしてそこにうごめく生物たちが本当に存在しているかのように思えてきます。
ドキュメンタリー撮影班を宇宙に派遣して、実際に撮影してきたんじゃないのと疑いたくなるレベル。
映像を見るためだけでも、劇場に行く価値のある作品なのですが、みなさんが足を運ぶにあたってネックになるのはやはりその上映時間。
192分ってやっぱ長すぎますよね。
それに続編であるのも大きなハードルになっているのかもしれません。
(前作も長いし、Disney+でしか配信してないし……)
ということで今回はまだ『アバター:ウェイ・オブ・ザ・ウォーター』を見ていない人に向けて、これだけ抑えておけば気楽に見に行くことができるよというポイントをお伝えいたします。
前作のあらすじ(『アバター』前作ネタバレあり)
『アバター』は2009年に上映されたCG映像革命を起こした大傑作。
興行収入ランキングはなんと世界一位。ミーハーなみなさんとしては必ず知っておかねばならない作品です。
(つまり売上厨を『アバター』棒でたたけば、確実に黙らせることができる)
『アバター』の世界観設定
ストーリーはとってもシンプルですが、設定は独特なのでまずはここから。
とりあえず押さえておきたい設定はこんな感じ。
ポイント
・地球は人類によって資源が枯渇しかけている。
・大気は人類にとって有害ながら、資源の豊富なパンドラという衛星を発見。
・パンドラには先住民であるナヴィたちが暮らしていた。
・資源を欲する人類としてはナヴィたちは邪魔である
・人類は当初ナヴィたちをコミュニケーションを介して「友好的」に立ち退かせるため、英語教育など人類の文化を彼らに教えた。何人かのナヴィが英語を話せるのはそのためである。
・しかしながら作戦は失敗し、英語学校は閉鎖。
・そして莫大な予算をかけて、人類とナヴィの遺伝子を混合した生命体に意識を憑依させる「アバター作戦」をスタートさせる。アバターであれば大気の問題をクリアし、またナヴィに似せられたその身体は「友好的」にナヴィたちと交渉することを可能にすると、人類たちは考えていた。
そして『アバター』は、急死した双子の兄の代わりに、「アバター作戦」に参加することになった主人公ジェイクの物語です。
作戦中に遭難したジェイクは、ナヴィの族長の娘であるネイティリに助けられます。
そして彼女やナヴィの文化をよりよく知っていくにつれて、人類のやり方に疑問を抱くようになるのです。
そしてクオリッチ大佐率いる強硬派と対立し、ナヴィたちと共に人類と戦います。
その結果として人類は敗北し、多くの人類は地球に帰っていきました。
そして最後にはジェイクはエイワの力によって、人間の身体を捨て、ナヴィとして生まれ変わります。
ポイント
・ナヴィたちはエイワという惑星全体の生命の調和を司る神を信仰している。
・ナヴィたちは馬のような生物パリ―や翼をもった生物イクランと言った生物と繋がる(触角のような器官で物理的にもつながる)ことで、信頼関係を築き、背中に乗り走ったり飛んだりすることができる。
・トルークと言うのはドラゴンのような生物で、それに乗ったものはトルーク・マクトとしてナヴィたちの中で尊敬される。主人公は終盤トルーク・マクトとしてナヴィたちを束ねて人類軍を打倒す。
とこんなところでしょう。
シナリオは『アラビアのロレンス』から続く、伝統的な白人酋長モノです。
しかしながらやっぱり映像と世界観設定は特筆したものです。
やっぱり見る価値ありな作品です。時間があればぜひ見てから劇場に向かいましょう。
『アバター:ウェイ・オブ・ザ・ウォーター』
ネタバレなし感想 お手洗いにはいつ行けばいいのか
映画と言ってもストーリーを楽しむというよりは、水族館だとかプラネタリウムだとかそういった楽しみかたをすることをおすすめしたい映画です。
シナリオははっきり言って可もなく不可もなくと言ったレベルです。
しかしそんな欠点はどうでもいいというレベルで映像がすごい。
プロットやらのあらさがしをして、見るのはもったいないと思います。
しかしとにかく長い映画なので、お手洗いが気になるでしょう。
でも大丈夫です。途中でトイレに行っても問題ない映画です。
狙い目は人類のパート。森や海があんまり映っていないパートでササっと済ませてしまいましょう。
そこはみなくてもこの映画は楽しめます。
またちょっとコアな楽しみ方ですが、キャメロン監督の集大成としてみるととっても面白いです。
今までの作品の要素が沢山入っているんですよ。
絶対3ではT800ポジションで出てくるキャラクターがいたりして。
まあ宇宙船とか、パワードスーツとかがどう見ても。屈強な女性がパワードスーツで出てきたらそれは『エイリアン2』です。
ネタバレになりそうだけど・・・
そしてなんとあのキャメロン監督の最高傑作、『殺人魚フライングキラー』要素まである!!
感激です。本当に。
とにかく劇場で見る価値ありの作品です。
おすすめは3DやIMAXで鑑賞すること
むしろこの映画をそれで見なければ何の映画をIMAXで見るのでしょう。
とにかくきれいな映像を見たい、映像に圧倒されたいというひとは必ず劇場で見ましょう。