Z世代の代表 作品紹介

一号とRYANAがZ世代ならではの視点でさまざまな作品を紹介します。

2022年:ベスト作品

(2022年ももうおしまいとのことで、今回は今年どんな作品が良かったか振り帰っちゃいましょう)

『2022年振り返りダイアログ』

Z世代の代表の忘年会

 

RY「今年もおしまいだそうで」

一号「世間的には年末だって話だけど、わたしにはどうだっていいかな。だって宇宙の法則として、太陽系第三惑星の北半球の日照時間が短くなって、温度が下がる時期に一年が始まって、そして終わるってわけでもないわけだし、それにきっかり138億年前に宇宙が始まったわけでもあるまいし。」

RY「なんだそりゃ?みんながみんな新年だって思い込んでるんだからそれでいいじゃないの。お正月にはおもち食べたり、意味もなくTV見たり、いつもは会わないような親戚と会ったり一年に一度くらいそんなときがあったっていいと思うな。それに初詣の雰囲気が結構いい。」

一号「あんた騒ぐの好きだもんね。W杯とかいつもサッカー見ないくせに熱心に見ちゃったり。」

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RY「いいんだよ4年に一回しかないんだから。W杯のおかげでハントケとかボルヘスとか読めたし。」

一号「4年に一回ってオリンピックとかでも騒ぎまわるじゃん。結局毎年なんらかの国際大会で騒ぎまわってる感じがする……」

 

今年感激した映画

一号「今年見た中だとよかったのは、『気狂いピエロ』かな。内容はきもいおっさんのロマンチシズムって感じだったけれど、色彩がとってもきれいだった。ミュージカル風なのもいい。」

RY「一号『LALALAND』とかも好きだもんな。ミュージカル系とかがやっぱいいのか。こっちは『ゆきゆきて神軍』が今年のベスト。」

一号「たしかにいいねあれも。奥田さんが完全におかしな人なんだけど、なんか惹かれてしまう。絶対に関わりたくはないけど。」

RY「末路はちょっとかわいそうだよね。殺人未遂事件起こして出所した後にあれだもん」

一号「この映画をもてはやしていたサブカル層がいかに彼を理解できていなかったかよくわかる、まあだれも理解できない人だけど」

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RY「新作だったら『マーヴェリック』はやっぱよかったね。」

一号「『ゆきゆきて』が良かったと言いながら、『トップ・ガン』並べるの?」

RY「まあそれは別腹ということで」

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一号「そういえばわたしの「サイエントロジー」の記事結構伸びてるみたい。」

RY「サイエントロジーねえ。結構やばい宗教なんだっけ。なんでトムはそんなんにはまっちゃったのやら」

一号「トムにもいろいろ事情があるみたいだけれど……でも人間って結局信仰を持っちゃう生き物なのかも?だってあんただって年末と正月を信じちゃってるでしょ。みんながそう言ってたらそうだって思い込んじゃうものなんだよ。」

RY「正月を信じてるって……」

一号「だって正月の存在なんて科学的に証明できないじゃん」

RY「……」

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今年良かった本

RY『本なら間違いなく、ボルヘスの『伝奇集』。ありがとうメッシ。」

一号「アルゼンチンが優勝したから読んだんだっけ?」

RY「そうそう。でも今年は円城塔の『道化師の蝶』とかも読んでててね、こういうシステマチックなカフカみたいなジャンルを探してたんだよ。それで出会ってしまったのがボルヘス。ありがとうマルティネス。すまんエンバペ。」

一号「ふーん。わたし的には今年面白かったのは『遠野物語』とか『金枝編』とかかな。」

 

RY「文化人類学やら民俗学的な作品だね。そういえば昔から民話みたいなの好きだったもんな、小泉八雲とか」

一号「特に『遠野物語』は面白かった。実際に遠野にも行ったし。」

RY「河童いた?」

一号「河童はいなかったけど、熊に会ったよ。」

RY「普通に怖い!」

一号「がおー!!」

今年面白かった漫画

RY「漫画かあ。今年あんま読まなかったな。でも『ヤマタイカ』は面白かったよ。」

一号「民俗学が関係するんだっけ?」

RY「そうそう。なんかSFってよりはオカルトって感じで、真に受けるような作品でもないんだろうけど、それでも地質学だとか文献学だとかいろんな視点で日本という国についての見解を出してきていて面白かった。」

一号「普通に面白そう。わたしはそうだなあ、あんまないんだけど『ソラニン』でも挙げておこうかな」

RY「えっ、『ソラニン』?なんか合わなそう。」

一号「どういう意味?だけど結構面白かったよ。浅野いにおはファンタジーよりこういう方がずっといい。大人になりきれない青年たちの葛藤はみてて切なくて、でも自殺したところは爆笑しちゃった。」

RY「人格を疑う発言。だけどあれ笑えるよね。自嘲的な笑いなのかもだけど。」

一号「そういえば読んでないんだけど、これ面白そうだった。」

RY「この漫画がすごいとかいうやつに選ばれてたやつね。」

一号「まあそれはどうでもいいんだけど、モンゴル帝国下のイスラム奴隷って主人公なのがすごく気になった。これは来年には絶対よもう。」

RY「来年はもっと漫画読む年にしたいな。」

 

今年良かったその他

一号

今年はモンティパイソンにはまったりして、結構見た。

これで好きな芸人誰という難しい質問に、胸張ってモンティパイソンって答えられるようになりました。

いままではラーメンズと答えて微妙な雰囲気を作っていましたが、モンティパイソンはなんてったって世界的なスター。たぶんタモリの30倍くらい知名度があります。

映画監督としては北野武と比べてテリー・ギリアムなら引けを取りません。

しらないって言われても大丈夫。後でそいつにスパムメールを沢山送り付けてやれば解決です。

RYANA

今年はvisualnovelの年でした。

総プレイ数はなんと30本超え!

正直総プレイ時間と総額は考えたくない……

とりあえずよかった三本は『ランス10』と『MUSICUS!』そして『最果てのイマ』。

『ランス10』は総プレイ時間150時間くらいですかね。ゲームあんま好きじゃないのにまあまあやり込みました。

あの長大なランスシリーズの集大成としてものすごくきれいにまとまっていました。

私が好きなライターである瀬戸口廉也氏。

『MUSICUS』はその中でも最高傑作だと思います。

これについても詳しく書きたいなとかおもっていたのに、いつの間にやらずいぶん時間がたってしまいました。もう一度プレイしようかな。

ロミオ最高傑作。というか全オタク作品の中でも最高傑作。このブログも最果てのイマをプレイして開設されました。

しかしあまりに密度が濃いのでなかなか取り上げられない……

 

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最後に

RY「それにしても、ブログ開設してからもう半年。思ったよりも人が来てくれててびっくりな状況。」

一号「9月まではわたしの「サイエントロジー」が一番読まれてたんだけどねえ。いまは『うる星やつら』記事が一番だっけ」

RY「そうそう、Z世代の代表は『うる星やつら』専門ブログってくらい『うる星』独走状態。」

一号「たしかにあんたのうる星愛は異常だし、それはそれでいいんでけど、なんか悔しい。」

RY「それにしても『うる星』新作見れるのうれしすぎる。そういえば中学生の時3つ願いがあったんだよね」

一号「なにそれ」

RY「えっと『デビルマン』のハルマゲドンがアニメ化されることと、『ゲッターロボ・サーガ』がアニメ化されることと、うる星がパズドラとコラボすること。これ友達に話したらそんなん叶うワケないって笑われたの覚えてる。」

一号「ふーん。それ叶ったの?」

RY「なんと去年の内に全部叶ってしまったんよ。10年も経たないうちに。意外に世の中いいことがあるもんだななんて思ってたら、今度はうる星リメイクが来た。これはもうこの世は理想をはるかに超えたパラダイスだと断言してもいい。」

一号「それは言い過ぎじゃないの……」

RY「いいや、間違いなく断言できる。そして意外に他力本願な願いは叶う。ということで来年は『MUSICUS!』と『終のステラ』のアニメ化を願います。あと『安達としまむら』の二期か実写ドラマとかもあったらうれしいな。あとそれと……」

一号「一個くらい叶うといいね。」

RY「それでは来年への他力本願も済ませたところで、また来年お会いしましょう。」

一号「良いお年を~」

 

(Z世代の代表のブログにお付き合いいただきありがとうございました。まだまだZ世代の代表ブログは続きます。来年にはまた全然違う角度から様々な作品を紹介していきたいと考えております。

よりよい記事を提供していこうと思いますので、どうかよろしくお願いします。

ちなみに2022年の記事は合計45本でした。

ちなみにわたし2号による今年のベスト記事はこちら。

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ファムファタルについての連載の最終章。ロリータについての文化史がわりとまとまってる記事です。初期の記事ですがわりと気に入っています。

 

gzdaihyoryana.hatenablog.com

一号ちゃんならこれ結構好き。一号ちゃん基本適当に記事書いてるけど、これだけはちょっと凝ってるのがいいですね。

とまあこんな感じです。

では来年もまたお会いしましょう。


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